ビューティークリエイター TAKAKO×NOZZE.代表 須野田珠美
対談 結婚の◯◯学「第6回目 : 結婚の顔相学」
(結婚アテンダント公式テキスト第6章 「行動できる自分になるために」)
心が顔や表情をつくる、幸せを引き寄せる心化粧
ヘアメイクアップアーティストとして30年以上、世界中で数多くの女性や著名人の美を引き出してこられたビューティークリエイターのTAKAKOさん。今回は「結婚の顔相学」と題して、お顔や表情が変わることでどのように人生が変わるのか、幸せを引き寄せるのかをお訊きしました。
美は映る! 〜キレイなものを見るとキレイになる〜
須野田:TAKAKOさんの著書『もう常識にはとらわれない!50歳からのいい女』を読ませていただいて、「思考が変われば、心が生まれ変わり、表情やお肌もイキイキとして、あなたの人生に勢いが出てくること間違いない」という一文は、とても力強い言葉ですね。弊社の会員様では50代の女性も多く婚活をしていますが、応援メッセージをいただけますか?
TAKAKO:年齢は数字なので、そこで50歳だから、55歳だから、60歳だからと言い、もう私は女としてあまり価値がないのではないかとか、そういうことは一切思っていただきたくないです。50歳だから価値がドンドン出てくるものもたくさんあって、やはり、若い時は若いだけの見た目だけでしたり、何もしなくてもキレイでかわいいのですよ。だけど、そこから、30歳、40歳、50歳になる時の生き様が全て、顔と考え方と、状況に出ているのですね。ということは、ある意味集大成。ハタチの時にはモテていたかもしれない。自分が努力しなかったら、50歳で枯れかけていってしまうのですよ。そうではなくて、努力を怠らなかった方も、いるかもしれません。
自分を重ねていって自分の女磨きというものをすればするほど、違いが出てくるのは50代。40代は、ある程度みんなキレイ。だからちょっと磨いただけでは、あまり上にいけないのですけれど、50代は磨いたら磨いただけ差ができる。なぜならば、50歳から磨く人は少ないのですよ。50歳からあきらめる女性が多い。
須野田:しみ、しわがあってもいいわ、という方が多いですね。
TAKAKO:そうそう、肝斑(カンパン・大きな顔のしみ)があって私ですから、とおっしゃる方もいらっしゃいますが、自分のマイナスなところを悪い意味で認めて開き直る50代の女性が多いのですよ。やはり、厳しく自分にダメ出しができ、中年太りで、お腹やお尻、あごにお肉がついてきた時に、どうできるか?そこで、まぁいいじゃん、年だし、当然よね…ではなくて、いやそうじゃない、50歳だけれど、30代に見えるには何ができるかなと。食生活?運動?エレベーターではなく、階段を上がろうかな、と簡単にできることと言えば、スポーツクラブなども。自分のキレイを磨くことは、50歳からでも全然遅くない。私は45歳頃から太り始めましたので、パーソナルトレーナーをつけて、糖質制限をして7kgほど落としました。
やはり、落とすと若くなる。年をとってくると、おばちゃんフレーバー(笑)。おばちゃんモード。こういうものが、おじちゃんもおばちゃんも出てくるのですよ。そのフレーバーが出てきた時に、フレーバーに対して抵抗していかなければいけないのですよ。抵抗できる人だけが、素晴らしい50代以降、一生を送ることができるのです。デヴィ夫人は分かりやすくて、79歳ですが、絶対にフレーバーを許さないですね。あの方は。私がタカノユリさんにお会いした時に、おっしゃっていたのは「毛穴を許さない。」という言葉。私は毛穴を許さないで生きている60代と。断固として、何を許さないのか、許すのかということを、そろそろ50歳からは決めていかないと。許す部分も多少あってもいいのですよ。疲れてしまうから。疲れた時は寝る!
須野田:そう、チャーミングポイントでもあるわ、という感じで。
でもどこを許すか。
TAKAKO:ドミノ的に、一個許すと、バタバタバタバタッと、おばさんになってしまう。社長もキレイですけれども、キレイな人は許していないのですよ。
須野田:いえいえ、何にもしていないですけれど。
TAKAKO:私、何もしてないですからって、嘘です、絶対!(笑)
何もしていない人が、こんなにキレイなわけがないですよ。おかしいです!多分社長は、意識なのですよね。
須野田:それはあると思います。
TAKAKO:美意識が高い!そして、キレイなものが大好きだと思うのですよね。おうちのベッドルームやいろいろなところにお花を飾るなど、好きなもので埋め尽くしていますよね。朝起きたら花を見て、キレイねと脳が思うと、映るのですよね。
須野田:「美が映る」のですね。
TAKAKO:映るのです!もったいないわ、と言ってお花を飾らないのではなくて、少し無理してでも自分の好きなお花を、必ずベッドルームか見えるところに置く生活をすると、それだけで美が映りますから。どんな高い化粧水を買うよりも、お花を眺めている時間のほうが、脳にも心にも作用するのです。
須野田:それは分かりますね。家に疲れて帰って来て、メイクを落として顔を見て、疲れていると思って、自分の好きなものを見て、空や夕焼け、お月様を見て、しばらくして鏡を見ると、全然違うのですよ。何もその間はしていないのです。ただキレイな空や月を見ているだけで、すごく顔にハリが出てくるのです。自分でそれは分かりますね。
TAKAKO:「月光浴」という言葉が昔からあるでしょう。日焼けはしないし、肝斑にも影響がないから、月は浴びたほうが良いですよ。社長のキレイは、月光浴の影響だったのですね。月光浴美人!そういうこと!(一同笑)
キレイのための美習慣とは?
須野田:TAKAKOさんはおキレイでとてもチャーミングですが、生活の中で、毎日心掛けていること、習慣はありますか?これだけは絶対やっているということなど。
TAKAKO:最近、50歳になって、だいぶんできるようになったことは、なるべくイラッとしないこと(笑)。怒らないこと。あとは、悩みをできるだけ長時間体内に持ち込まない。
須野田:それは、どのようにして悩みを解決しているのですか?
TAKAKO:持ち込んでも解決できないことはできないわけですよね。ですので、天に委ねる。良い方向に行くだろうと、イメージだけを持って手放すのです。多くの人たちは、悩みを持っている時間が長いですね。下手をすると、過去からも持ってくる。もう終わったことも持ってくる。言ったことも取り返しがつかないのに、持ってきてクヨクヨする。
須野田:前世のこと、後世のことなど、いろんなことも持ってきますよね(笑)。
TAKAKO:心配を収集して、集めるのが趣味になってくるのですよ。年齢を重ねると特に。若い時は、忙しいし、時間がないし、遊んだりしているから、考える時間があまりないですよね。
須野田:心の引き出しもないですし、経験値もないですものね。
TAKAKO:スルー、はい次、ということができたけれど、年齢を重ねると、わざわざ持ってくる。起きもしない心配事を心配する。私、老後どうしたらいいの?と、そんなことで悩んだって、全くもってしょうがない。そのような時間をなるべく減らすようにしました。
須野田:では、早寝、早起きをされていますか?
TAKAKO:最近は、なるべく、早寝をするようにしています。
須野田:必ず、これは食べているとか、これは飲んでいるというものはありますか?
TAKAKO:やはり、野菜にこだわっています。丹那盆地(タンナボンチ・静岡県)というところがあるのですが、そこで採れる野菜のパワーが物凄く強いのですよ。
須野田:どうして、パワーが強いのですか?
TAKAKO:丹那盆地の地層の下に、ハワイの地層がつながっているのですよ。それで押し上げられているのが富士山。ですから、その盆地に、ハワイのエネルギーが充満しています。そのエネルギーで、農作物には肥料がなくても、農薬もなくて、良く育つのです。ハーブでも、何でも。その姿を見ているからですね。その野菜を食べ始めてから、だいぶん元気になってきました。野菜は、東京都内で販売している高級な有機野菜もありますが、また違います。なるべく行ける時は、丹那盆地まで週末に買い物に行って、一週間分の野菜を買い込みます。そうすると、ビタミン剤を飲むよりも、エネルギーが上がってくるのが分かりますよ。お米も、そこで採れたものに切り替えました。
やはり、食膳の力を教える和尚がいますが、野菜の力や、そのような生きているものの力を、感謝をしながら取り込むことが何よりも大事ですね。捨てるところがないのですよ。
須野田:根も皮も一緒に食べたほうが良いと言いますね。
TAKAKO:でも、農薬が多いと捨ててしまうでしょう。こちらの野菜は、製造者の人たちも、一つ残らず食べることができるという指示がくるわけです。かぶの肌もピンとしているのです。それを炒めたり、サラダにしたりすると、すごく美味しくて、野菜新発見!捨てていたことに申し訳ないという想いです。自分で煮込んで、スープストックとか取って、何も捨てるところがないのですよね、本来は。
須野田:なるほど、野菜をたくさん摂っているということですよね。
心に化粧をする、心にメイクするということ
須野田:「心化粧」という言葉が、ご本の中に出て来ましたが、どのような意味なのでしょうか?
TAKAKO:「心化粧」というのは、江戸時代の古くから日本にあった言葉なのです。
須野田:美しい言葉ですよね。
TAKAKO:はい、日本人というのは、なんと美しい存在だったのかというくらい。江戸時代は国民全員が、心に化粧をしてから、人に会おうとしていたわけです。心が乱れたまま人に会ってはいけません、ということを、江戸時代には日本中が思っていたのです。男性も女性も、見られない心の中まで、ほんのりと良い色にして。
須野田:今日はTAKAKOさんに会うのだ、TAKAKOさんのために心を化粧するということですよね。アドレナリンも出てきますよね。
TAKAKO:心を良い形にして、心の中に、少しでも悩みや怒りなど何かあったら、その人に対して、表情に不安が出たり、イラッとしたり、会う人に対して失礼があるわけですよね。
須野田:会った時のお顔が失礼ですよね。会った時に、いろいろと邪念などがあると、サッと分かりますよね。
TAKAKO:この人、朝、怒ってきたなと。夫婦喧嘩してきたなと。こういうところに、涙が溜まっていたりすると分かりますね。そういうことを見せずに、悩みや不安があっても、心に化粧をして、整えるということ。ですから、心の中をおしろいでキレイにまとって、本当に良い状態の心にして、ふんわり頬紅をつけて会うという。それが、「心化粧」であり、心のメイクなのですね。
須野田:50代の方へのアドバイスにもありましたが、過去とか未来とか、起きてもいないこととかを、悩みの種になることなく、いつも人と会う度に心化粧すれば、嫌なものを自分の中から排除するというデトックスが、自然に習慣としてなされるということですね。
TAKAKO:夫婦でも恋人同士でも、イラッとした時に文句が出たり、「今、話し掛けるなよ。」「言わないでちょうだい。」などのやり取りがあったりしますが。
須野田:鏡ですからね。自分にはね返ってきますよね。
TAKAKO:これはまさに、「心化粧」できていないパートナーなのですよね。
須野田:例えば、昨日すごくケンカをして、明日どうなるのかと思いながら寝たのに、朝起きたら奥さんが、(笑顔で)「おはよう!」と言ったら…。
雪解けのようになりますよね。
TAKAKO:一瞬で花畑のようになりますね。凍り付いていた家が(笑)
須野田:それは、賢いやり方ですよね。
TAKAKO:工藤静香さんが、私と対談した時に言っていましたけれど、夫婦喧嘩しても何のメリットもないからと。彼女は必ず、コーヒーを出すと言っていました。
須野田:きっと美味しいのでしょうね。こだわって淹れるコーヒーは。許しちゃいますよね。
TAKAKO:コーヒーを出すと、すべてが雪解けになりますね。怒っている人に、お茶を差し出すと、「要らない!」と返ってくるかもしれないけれど、コーヒーを出すと、「まあまあまあ。」と言って飲んでみようかと。お茶は水ですから、エネルギーがあります。日本には昔からお茶室もあり、日本茶を立てておもてなしをするということが根付いていますよね。それで、心が入りますからね。そうすると、仲良くなりたいわ、と思う。もう一回、愛を込めて出すと、復縁できたりできるのですよ。
須野田:TAKAKOさんがおっしゃっているお野菜のことも、月光浴もそうですが、自然の良いもの、美しいものを、自分の中に上手に取り込むということが、一番有効的な美の秘訣のような気がいたします。そのような哲学が確立されていますね。
TAKAKO:やはり、なぜそうなってきたかと言うと、お偉い方々の楽屋回りというのは、イライラされている忙しいお偉い方々もおられますから、そこでいかに私が接している時間に、そのイライラを取れるかということ、ハッピーにするかということ。こちらを30年近く学んできたので、それが香りだったり、お茶だったり、お花だったりして。こんなところにお花を飾るの?というところに敢えてお花を持っていくことも。私は、高倉健さんの専属のヘアメイクさんを見習っていました。健さんは、淹れ立てのエスプレッソしか飲まないのです。映画の楽屋などにはそれは無いわけですよ。ですから、ヘアメイクさんなのに、エスプレッソマシーンを持っているのです。茶器も用意して持っていくそうです。そのような姿を見て、ヘアメイクだから、ヘアメイクだけをすれば良いというものではないと実感しましたね。
須野田:それがあるから、健さんがさらにイイ男になるわけですね。
TAKAKO:エスプレッソで役作りに気合が入るわけですよ。そこで、インスタントコーヒーを紙コップで出されても、役に入れないですよ。私は、女優・俳優・国のトップの方々に、朝から役に入っていただく、その気にさせるという仕事を30年やってきましたから、その気にさせないと。お姫様の役をやるのに、楽屋はキレイではないところが多いので、まず掃除して拭いて、お花を飾って、姫にして、気持ちを盛り上げてから、「はい、姫行ってください!」と言うと、やはり、良い役ができるわけです。
須野田:そこから、ヘアメイクアップアーティストが始まっているということですね。
「顔相学」とは何?
須野田:「顔相学」とTAKAKOさんのご本にありますが、どのようなものでしょうか?
TAKAKO:「顔相学」というのは、35歳までにできる、ご自分の心が作り出したものが「顔相学」。人は35歳でベースが確立します。生まれて、親から教育されて、独り立ちして世の中を見た時に、いろいろなマインドや考え方や思考は35歳である程度でき上がりますよね。良い思いを持って生きてきたのか、意地悪だったのか、人を蹴落とすことばかり考えて生きてきたのか。そういうものが全部顔に出ます。恐ろしい…「顔相学」って(笑)
須野田:TAKAKOさんが「顔相学」を始められたきっかけは何でしょうか?
TAKAKO:始めたきっかけは、ヘアメイクアップアーティストをやってきた時に、あるスタイリストさんから意地悪をされたことです。大人になって意地悪をされたことにショックを受け、その人の顔を見ましたら、若いのに顔がシワだらけで、このシワが何か顔相と関係しているのではないか?意地悪をする人の心が顔にでるのではないか?と勝手にいろいろなことを考えるうちに、メイクだけではなく、やはり顔のエキスパートになりたい、顔を語ることのできる人間になりたい、と思ってインターネットで探しましたら、藤木相元(ふじきそうげん)先生が弟子を募集していたのです。
須野田:藤木相元先生。よくテレビで拝見していた方ですね。
作務衣を着ていらして。
TAKAKO:その藤木先生の修行の勉強会が京都であり、残りの枠が一人だったのです。これは、自分が呼ばれているなと思い、京都まで行って、弟子として勉強しました。
須野田:すごい行動力!
そうそう、私も行動の人ですよ。この前、TAKAKOさんにお会いした時に、目元に金運のホクロを描いていただいたので、今日は自分で描いてきました。
TAKAKO:金運、いかがですか?(笑)
須野田:どうでしょう?(笑)弊社社員ががんばってくだされば潤いますね(笑)
例えば他に、幸運のホクロの位置はありますか?
TAKAKO:老後安泰ですと、下唇の下、マリリンモンローのホクロの位置、セクシーに見えるこの辺りですね。右左どちらでも良いです。社長のように、人前でお話をする方は、上唇の横の辺りですね。人が話にグッと入っていく、とりこボクロ。
あと、一番気を付けなければいけないこと。例えばお見合いなどで相手を見る時には、口が開いた人に要注意。これは、お金と男女関係にしまりがないのです。口が開いた人は、顔相学的にも、統計学的にも非常に良くない。あと、話をする時に、口がゆがんでしまう人も良くないですね。実は、以前、顔相学を学んでいる私なのに、口がゆがんでいる人を信用してしまったのですよ。学んでいる割には、口をゆがませないようにしゃべらせればいいや、と。しかし、結局は心根が出てしまっているので、その人が口のゆがみを改善したとしても、心根は変わらなかったですね。それで、とても痛い思いをしたことがあります。
須野田:ホクロ以外には幸運を呼ぶものはありますか?
TAKAKO:メイクでの色使いですね。社長はアイラインを黒色で入れていらっしゃいますが、今日私はブルーにしました。黒色を使わないというのも、嫁に行くための大事なことですよ(一同笑)。婚活中の方は、茶色のアイラインが良いです。ワンランク上の男の人をゲットしたい人は、深みのあるパープルやラベンダー色をメイクに取り入れてあげる。これで、マスカラはパープルや茶色、ネイビーは知的なオーラが出ます。今年は世界中でブルー系が流行りですので、ネイビーが入るとオシャレで知的さが出るので、人前で発言する際、お見合いで賢い女性を演出したい時にネイビーを。そして、色っぽく見せたい人はボルドー。恋をデキャンタージュ(ワインの風味を増す作業)する色と言われています。
須野田:今活躍している、著名人やタレントなどの中で、愛されて成功するだろうと思われるお顔の方はいらっしゃいますか?
TAKAKO:そうですね、朝のドラマにヒロイン役で出演していて、開運顔だと思ったのは…有村架純(ありむらかすみ)さん。あとは、杏(あん)さんのお顔もとても良いお顔ですね。雑誌のモデル時代にメイクしていましたよ。やはり、顔に出ていますね。キツイ顔の方は性格がキツイですし、目に出ます。目は嘘をつけない、目は口ほどに物を言う、と言いますから。誰が言ったのでしょうかね、日本人はスゴイですよね。英語ではそのような言葉は無いと思います。笑っていても目が座っている人は怖いですよね。
須野田:では、TAKAKOさんが見ていて、ハイスペックな「一流の男性」「理想の男性」はどのようなお顔の方でしょうか?
TAKAKO:口元が引きあがっている人ですね。口元が寂し気な人は金運が無いですね。あご回りが男性は大事です。あごや耳、眉。
須野田:エラが張っている人はいかがですか?
TAKAKO:頑固な方ですね。また、唇が薄い男性は、釣った魚に餌をやらない。他に女性をつくったりする。成功していても、唇が薄い男性はやめておいたほうが良いですね。特に、下唇が薄い人は。唇が厚い男性と結婚したほうが良いですね。
須野田:眉毛の太い濃いはいかがですか?
TAKAKO:眉毛は濃いほうが良いですね。男性は眉で勝負。
須野田:例えば、プロフィール写真の撮影の際、男性の会員様で眉の薄い方がいらっしゃるので、少し描くのですが、描くことで運命が変わっていきますか?
TAKAKO:もちろんです!私主催の「メンズの眉だけ講座」では、みなさん運気が、特に事業運が上がっていますね。モテるようにもなりますし。やはり、この講座がきっかけで、男性は自分の顔をまじまじと見るわけです。それまでは、男性は特に自分の顔を見ないですよね。朝の洗顔時に見て終わり。私の講座は、いかにナチュラルに、バレないように、眉をカッコ良く描くかなのです。
須野田:男性はやはり、眉を描くと変わりますね。ヘアスタイルはいかがでしょうか?
TAKAKO:髪のサイドをきっちり短く!男性の髪型はここで決まります。サイドがぼやっとしている時生え際をきちんとすると、顔全体がしまって見えます。いくらオールバックにしても、生え際が浮いていると、もさっとダサく見えます。もみ上げはキレイにカットして短いほうが良いですね。髪型で勝負するのは30代まで、男性は顔で勝負して欲しい。顔が良い男でしたら、髪は要らない。髪の毛に執着している男性は、顔に自信がないのです。
須野田:昔、映画「王様と私」の王様役のユル・ブリンナーという方がいましたが、日本では、渡辺謙さんが演じられた役。初めてスキンヘッドであんなにすてきな男性がいるのだと思いました。眼光が鋭くて、でも笑うと優しくて。今は、草刈正雄さんが気になります。若い頃はナイーブで弱そうな感じでしたが、今はいぶし銀のようにすてきになっていらっしゃる。理想のお顔の作り方ですよね。
TAKAKO:いぶし関係がうまくいっていますね(笑)。
須野田:年を経て出てきた男性の魅力というのは、TAKAKOさんはいかがですか?
会員様には、アラフィフで初婚の方もいらっしゃいますので。
TAKAKO:男性が魅力的になるのは40歳からですね。
それまではお子様ランチですから(一同爆笑)。それまでは少年ですね。
「美」とは何か〜思いやりを表現すること〜
須野田:それでは、TAKAKOさんにとって「美」とは何でしょうか?
TAKAKO:「美」とは、自分で創っていくものです。生み出せるものなのですね。だから、お花は自分の力で美しく咲いて表現しているでしょう。同じくらい自分たちも表現できるのですよ。表現するかしないかだけで、おじさんおばさんになるかが決まっていくので、その表現力、表現方法をいかに身に付けていくか。男性もデートの際に、美しく立ち振る舞いできるかできないかで変わります。
例えば、喫茶店や食事に行った時の所作。女性のために、エレガントに椅子を引いたり、ドアを開けたりすること。緊張している女性のために、「一緒にケーキセットでも食べる?」と訊いて差し上げること。女性は、自分から「ケーキセット…」と言えない!言いたいけれど(笑)。そこを男性が、自分は甘いものに興味がなくても、「ケーキが美味しそうだから…」と、共感しようとする思いやりが「美」でもありますね。ただ、キレイに爪を磨いて、メンズエステに行って、筋肉マンでシックスパックが「美」というわけではない。もちろん、それは一つの「美」ですが、私が伝えたいのは、中から溢れ出す「美」の表現力です。
須野田:自分が今まで生きてきて、学んだこと全ての極致のようなものでしょうか?それが、表現方法となって醸し出てきた時が、その人の一番美しい時ということですね。
TAKAKO:だって50歳からは、それしかありませんから。シックスパックを見せたからといって、それだけですと気持ち悪いですよね。この人は、シックスパックのために、全てを犠牲にしているなと。その分、私も犠牲にされてしまうかも、と思いますよね。身体がキレイなのは良いのですが。
須野田:このストイックさが、自分に向かってくるのかという不安もありますよね。
TAKAKO:お前もシックスパックになれと(一同笑)。食べ物も、ささ身肉しか一生食べないと言われても困るわけですよ。一番大事なことは、相手を思いやるための「美」の表現力。女性もただキレイにしているということではなく、一つひとつの会話であり、何気ない時のことが、美しいかどうかですね。
須野田:ということは、人はパートナーなど、いつも人を思いやり、身近に自分の「美」を発揮する人がいない限り、美しくなれないのですね。
TAKAKO:そうですね。いたほうが良い。結婚は勉強ですね。
人生は映画〜映画監督であり、主役を生きる〜
須野田:2018年には、ハリウッドのアカデミー賞会場に「TAKAKOブランド」がデビューされましたね。TAKAKOさんのこれからの夢を教えてください。
TAKAKO:これからは、若い世代に向けて、いろいろと発信していきたいのと、50代以降のこれから幸せになりたい方の美のサポートをしていきたいですね。自分が同じ年代になってきて、一回失敗しても諦めず、新たな出会いがあって人生のストーリーが始まるということを伝えたい。
人生は映画のようで、一人ひとりが映画監督であり主役ですから、ロマンスがあり、愛が溢れているほうが良いじゃないですか。あまり、孤独に内に内に入らないように、生きていっていただきたいと思います。
須野田:現在では、恋愛したくてもできない、方法がわからない、活動をしているが結婚につながらない人がたくさんいるとされ、また日本では1/3は離婚しますけれど、離婚する夫婦の70%以上が結婚後5年以内だといわれています。以前は恋愛や、結婚生活について、「一回くらいの浮気はどうってことないのよ。」なんて言って教えてくださる、身近な人がたくさんいましたが、今はパワハラやセクハラと言われ問題になってしまうことも。
そこで、私どもの、一般社団法人結婚社会学アカデミーでは、出逢いから結婚後の5年間を継続してサポートする結婚アテンダントの教育、養成を進めております。現在300人ほどの結婚アテンダントがプロとして、適切な指南をさせていただくことで、離婚件数を減らし、子供を授かるための心理的サポートも行うことで、少子化問題の解決を担い、大きな社会貢献につながると思います。
是非、TAKAKOさんには、女性のメイクアップ講座や、男性のフェイスアップ講座などで、関わっていただきたいと思います。
最後に、婚活中の皆さんにメッセージをお願いいたします。
TAKAKO:やはり、諦めないで欲しいです。出会いが無いと言って、自分で限界を作ってしまうのですよね。そこを諦めたら、今度は老後の心配にいってしまう。老後の前に、婚活パーティーに行って、マッチングサイトをやってみたけれど、結局いい人がいないから、一人で誰にも迷惑を掛けないで元気な内に死にたい、と50歳でおっしゃっていました。そう考えなくても、まだ恋愛できますし、家族を築こうと思えばできますよね。一人で元気に死にたいという願いを持つのではなくて、自分で制限かけずに枠を外して、パーティーの場などでたくさんの方に出会って欲しいですね。御社の[※1]船上婚活クルーズの案内を拝見しましたが、夢がありますね。
※1:婚活クルーズ・クルーズ船で旅をしながら婚活を行う大人気イベント。2015年より継続開催中!
過去の開催内容はこちら
須野田:本気で結婚したいという女性がオーディションで選ばれて、男性が女性の参加費用を払ってくださるという企画。今回から年齢が50歳までと引き上げられました。選ばれた女性の写真やプロフィールを見て、男性が参加の応募をされます。4泊5日で合宿状態。距離感が縮まり、友達のような関係を築きながら、相手のことをじっくりと見ることができるのです。しっかりと見極めた上で、最終的に相手を選ぶということができます。こちらが大変好評で、テレビ局が一時間番組で特集してくださり、シリーズ化したいので、半年に一回開催してくださいという依頼があり、次回も取材されます。(すでに次回10月開催の女性参加者は受付終了)
TAKAKO:私も、是非お手伝いさせていただきたいです!(笑)
須野田:10月開催のクルーズでは、前回成立したカップルの結婚式を船上で行います。TAKAKOさんには、これから、いろいろな形で関わっていただけましたらと思います。
TAKAKO:私の周りも、仕事をがんばっている、シングルの女性が多いのです。その方たちを送り込みたいですね。
須野田:自分で門を開けば、こんなところにいい人がいたの、とか、タイプではないと思っていた人を選んだりしますね。TAKAKOさんがおっしゃったように、心を閉ざしたら全ておしまいで、面白そうな企画だから行ってみようかしらとか、名刺の裏に「婚活中」と入れ、いつでもオープンハートな素直さがある人はキレイになっていきます。そのために向かっていっているから。
TAKAKO:社長のように!社長は見惚れてしまうくらいキレイですよね。私は10万人以上の顔を世界中で触ってきているでしょう。見惚れちゃうキレイさを持っている人は少ないのです。逆に訊きたいですね、この見惚れる美しさを、どのように構築していらっしゃるのですか?
須野田:美しいものを見て、月光浴をして…(笑)
本当に、エステも何も行ったことがないのですよ。
TAKAKO:少女のようなかわいらしさをお持ちで、お人形さんのような美しさなので、このまま家に持ち帰りたいくらいです(笑)。
社長の本を飾って毎日見ていますが、写真と変わらないですよね。普通は、写真と実物が違うことが多いですから。月光浴をするとこのように成果が出るなんて…本を出しましょう!「月光浴美人」(笑)
須野田:もちろん、TAKAKOさんブランドのお化粧品も使っていますよ。
TAKAKO:そうですよね(笑)。ありがとうございます!
須野田:こちらこそ、本日はありがとうございました。
TAKAKO
TAKAKO
ビューティークリエイター
18歳よりロンドン、NYでメイクアップアーティストとして活躍後帰国。
VOGUEなどの一流ブランドの雑誌、広告、NYコレクションの表紙等を手掛ける、日本へのヘアメイクの第一人者の一人。
そのグローバルなメイクテクニックは幅広い層に絶大な人気を誇り、モデルや女優はもちろん、政界に携わる人をも魅了。世の女性一人ひとりが輝く為の情報発信を、メディアや公演・イベントなどで行っている。
著書「もう常識にはとらわれない! 50歳からのいい女」(かざひの文庫)を含め、多数出版。
18歳の挑戦!ロンドン&ニューヨークストーリー