スタイリングカウンセラー®澤木祐子×Nozze代表 須野田珠美
対談「自分を表現するファッションは、望む未来を引き寄せる」

対談「自分を表現するファッションは、望む未来を引き寄せる」

澤木祐子×Nozze代表須野田珠美対談の様子01

34年にわたり広告・テレビ業界の第一線でメディアスタイリストとして活躍されてきた澤木祐子さん。澤木さんのスタイリングは、ただステキになるコーディネートではなく、クライアントの内面力を引き出すことに特徴があり「スタイリングカウンセラー®」として、芸能人・文化人から一般の方までを対象にしたパーソナル・スタイリングや企業研修、社団法人設立などを通して、「装いの重要性」を伝えるために活動されています。
長年、婚活における外見の重要性を指導し、また婚活ファッションブランド「JuviJuvi(ジュビジュビ)」のオーナーデザイナーとしても活動しているNOZZE代表取締役・須野田珠美が、「ファッション(外見)の力」について伺いました。

■心と体、そして装うことはつながっている

須野田

須野田:澤木先生には、私がオーナーデザイナーを務める「JuviJuvi」の自由が丘店の2階で開いている「Salon de Juvi」や、NOZZEの動画セミナー『学びのノッツェ』で講師を務めていただいていますね。澤木先生のセミナーはとても人気があります。

澤木

澤木:ありがとうございます。

須野田

須野田:セミナーではどんなことを教えていらっしゃるのでしょうか。

澤木

澤木:私はNOZZEでのセミナーだけでなく、代表を務めている一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会でもスタイリングカウンセラー育成を目的にコーディネートに関連するさまざまなセミナーを開催しています。そこで私がお伝えしているのは、「心・体・装」をトータルで考えることです。外見をステキに見せるためだけにお洋服をコーディネートするのではなく、じっくりとカウンセリングを重ねながら、お洋服でその方がなりたいと思っている自分や、内面的な魅力まで表現することを大切にしています。

須野田

須野田:コーディネートで内面まで表現することに興味を持たれたきっかけは?

澤木

澤木:15年くらい前に舞台の衣装を担当させていただいたことがきっかけです。舞台の衣装は、その役柄の人格を表現するうえで重要な役割を持ちます。それまで私が経験してきたスタイリングはファッション性を重視していましたが、人格まで表現するスタイリングと出逢い、「装いと心はつながっているんだな」と実感しました。心と体、そして装うことの関係性を理解したくて、そこから心理学の勉強を始め、カウンセラーの資格を取りました。

須野田

須野田:NOZZEの会員様には、婚活では見た目が重要だとずっとお伝えしてきました。婚活ファッションの個人レッスンサービス「個別スタイリング」も行っていますが、プロのスタイリストにコーディネートしてもらったお洋服を着た会員様は、見違えるほど自信を持って婚活に励んでいらっしゃいます。だから澤木先生のおっしゃる「心・体・装」の考え方に私はとても共感します。

対談の様子02

■ありのままの自分は、本当の自分?

須野田

須野田:今日はせっかくの機会なので、プロ中のプロである澤木先生に聞いてみたかったことがあります。会員様とお話ししていると、「ありのままの自分」という言葉を聞くことが多いんです。私がファッションの話をすると、「どうして婚活するためにファッションが重要なのか。私は無理して自分の趣味まで変えたくない。ありのままの自分を好きになってくれる人と結婚したいです」、っておっしゃる方が結構多くて残念に思っています。

澤木

澤木:そもそも「ありのままの自分」を正確に理解している人は、ごくわずかですよね。私がグループレッスンを行うときは、参加者同士でお互いの第一印象を伝え合うのですが、自分が思い描く「ありのままの自分」と、第三者が感じている「自分」がかけ離れていることのほうが多いんですよ。ではなぜかけ離れているのか、自分が思い描く自分と第三者が感じている自分のどちらになりたいのかを考えることでイメージを具体化させていくのですが、ありのままの自分と第三者から見た自分にギャップのない人はほとんどいません。

須野田

須野田:お洋服で外見を変えれば、そのギャップを埋めることも、なりたい自分になることも簡単にできますよね。さらに印象を良くする効果もあります。

対談の様子03

澤木

澤木:おっしゃるとおりで、外見を変えることで得られる効果は大きいです。気持ちが沈みがちなときでも、意識して口角を上げると脳が騙されて、「今楽しいんだ」と思い込み、気持ちが向上すると言われます。それと同じような作用がお洋服にはあって、お洋服を変えるだけでウキウキしたり、マインドを変えることができます。おしゃれに見えるよりも、そちらの効果のほうが大きいかもしれませんし、こうした外からのアプローチで自分を高めることはそんなに難しくないんです。

須野田

須野田:私もそう思います。人の第一印象は出逢って数秒で決まり、その印象はほぼ視覚的情報で決まってしまうという「メラビアンの法則」に置いて考えれば、一度抱かれてしまった印象を変えるのは相当難しいことです。だとするなら最初から外見を磨いて第一印象で好印象を与えるほうが簡単です。オシャレな人や、笑顔が素敵な人のほうが、やはり好感を持たれますから、婚活でも恋活でも成就する可能性はぐんと高まるでしょう。だから異性に好かれたいなら、異性に好かれる外見にファッションで変えてしまえばいい。とても簡単なことですよね?

澤木

澤木:自慢になってしまい恐縮ですが、私がこれまでスタイリングさせていただいた方は、その後に夢を叶えたり、仕事で成功される方がとても多いんです。これは芸能人に限らず、一般の方も同じです。でもそれはどうしてかというと、お客様の思考を現実化させるためのコーディネートをご提案しているからなんですよね。思考には夢や希望が詰まっているので、それをファッションで表現していくということは、なりたい自分を表現することでもあるんです。異性に好かれたいという思考を現実化させるためのファッション。お洋服ひとつで人生は変わるということに気付いてほしいですね。

■誰にでも「運命の1着」がある

澤木

澤木:もちろん自己実現していくためには、きれいなお洋服を着るだけではダメです。その一歩先にあるマインドの表現なのだと気持ちを切り替えないと、いつまでも「ありのままの自分ではない」と悩んでしまうでしょう。ですが気持ちを切り替えて、素晴らしい幸せを手にされた方を私はたくさん知っています。

須野田

須野田:そのお話、聞きたいです。

澤木

澤木:私のところにご相談に来られた時、その女性は35歳でずっと彼氏ができないと悩んでいらっしゃいました。そこで、なぜ彼氏ができないのかという所からカウンセリングを重ねていったんです。お買い物に同行させていただき、私のアドバイスでお洋服を購入されました。その後、私が選んだお洋服を着てデートをして、その彼とお付き合いすることになったと報告してくれました。「私の運命を変えた1着」だと言われて、本当に嬉しかったです。

須野田

須野田:誰にでも「運命の1着」があるのかもしれませんね。私が亡くなった主人と出逢ったのは、私がまだ保母さんをしていた時で、それこそ園児たちと毎日走り回っていたので、いつもTシャツにジーパンというラフな格好だったんです。でも初めてのデートの時に今までも着たこともないワンピースを着ていったら、彼が私を見て一瞬ハッとしたような顔をしたんですね。だからそのワンピースが私の運命の1着だと思います。

対談の様子04

澤木

澤木:Tシャツにジーンズという、飾らない須野田社長しか見たことがなかったのに、初デートでワンピースなんてとても印象深く映ったでしょうね。まさに「運命の1着」ですよ!

須野田

須野田:私が驚くほど、いじらしく見えたのかもしれませんね(笑)。

澤木

澤木:初デートで精一杯おしゃれする。そのおしゃれは、自分のためというよりもお相手のためですし、私はあなたのために、これだけ努力しましたという誠意の表れです。つまり相手に対する思いやりを装うことで表現しているのです。逆にお相手は、「この人は自分のためにこんなに頑張ってくれた」と感動する。つまり心が動かされるわけです。そう考えると、婚活におけるファッションは、どんな自分に見せたいのかという自分ブランディングの上でとても重要な役割を果たしてくれます。

■自分ブランディングで、人生は変わる

須野田

須野田:最近思うのは、年齢を重ねれば重ねるほど、本当の自分らしさを表現できるようになってきたということです。澤木先生のおっしゃるように自分をブランディングしやすくなるというのか、余裕が出てきていい感じだなと。お話を聞いて、自分をもっとブランディングしたいと思いました。

澤木

澤木:須野田社長は今のままでも十分、魅力を発揮されていると思いますが、その前向きな気持ちがさらに魅力を倍増させるんでしょうね。

須野田

須野田:若い頃は見栄を張り、背伸びもします。でも40代、50代と年齢を重ねていくと、見栄から解放されて、自分は自分だと開き直れるし、自由になれる。ファッションも自分らしく楽しめるようになります。若い頃には想像もできなかったけれど、年齢を重ねていくと本当に楽しいことばかりです。

澤木

澤木:私のお客様の中でも、50代以上はとても元気です。バブル期という楽しい時代を経験され、生活自体を楽しもうという意識が高い。それに比べて今の20代、30代は元気がないと感じますよね。ファッションは時代を反映するものなので、日本の経済状況を見ればシンプルベーシックを望むのは仕方ないとも思います。ただファッションに関わる者としては少し残念。ファッションはその人の生き方やライフスタイルそのもの。だからこそ経験を重ねて、自分のスタイルが確立できれば、おしゃれも人生も今まで以上に楽しくなるということを伝えていきたいです。

須野田

須野田:「JuviJuvi」を立ち上げたのも、自分がいいなと思えるお洋服がなくなってきて、もっとファッションを楽しみたいと思ったことがきっかけですから。

対談の様子06

澤木

澤木:最新のコレクションを拝見すると、着物スタイルを取り入れたワンピースが特徴的ですね。

須野田

須野田:着物は世界に誇れる文化です。日本の女性をとても美しく見せるものですよね。外国の方から見ると日本女性って、たおやかで品がいいという印象を持たれるようだから、そういう点を演出したお洋服なら女性が素敵に見えると思って考えました。

澤木

澤木:なるほど。「JuviJuvi」が得意とされるワンピースは女性の婚活ファッションとして断然おすすめです。ワンピースは男性が着ないアイテムなので、とても好感を持たれます。それから女性の足が一番美しく見えるミモレ丈などもステキです。ミモレ丈は誰でも着こなしやすい丈なので、普段はパンツスタイルばかりという女性にこそ、チャレンジしてほしい。

須野田

須野田:女性らしさが格段にアップするので、私もスカートをおすすめしています。こうして澤木先生とお話ししてみると、改めて自分らしく生きて、なりたい自分になるために装うことは大切だと確信しました。これからも婚活に励む方々を一層応援したいという気持ちです。しかしながら、結婚が人生の終着点だと私は思いません。人生においては、カタチや立場を変えながら自分を磨き続けて成長していくことが何よりも大事。そのためのサポートを今後も澤木先生と一緒にできたら嬉しいですね。

澤木

澤木:もちろんです。一緒に頑張りましょう。

対談の様子06

(対談を終えて)
今回の対談で、私は須野田社長から元気をいただきました。
須野田社長の外見は女性らしいのですが、芯にあるものは男性らしいんですよね。武士道の思想などを大事にされていると聞きましたが、大和撫子(やまとなでしこ)らしいというのかな。そんな印象を持ちました。女性を強烈に誇示すると、異性から好かれても同性からは好かれません。その点、須野田社長の“男らしさ”は性別を問わないと思いました。

澤木祐子 プロフィール

澤木祐子(さわきゆうこ)

澤木祐子(さわき ゆうこ)
一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会代表理事
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
Stylist Office Birth 主宰
「学びのノッツェ(動画セミナー)」講師

メディアスタイリストとして34年にわたり、テレビ、雑誌、舞台などを中心に芸能人・文化人のスタイリングを行なう。舞台の衣装を担当したことがきっかけで、心理学を学び、心理カウンセラーの資格を取得。
現在は、2万件以上のスタイリング経験を活かして、「心・体・装」をテーマに幸せになるトータルライフコーディネートを提案する講演やイベントにも積極的に参加。
2014年、一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会を設立。「内面を装いで表現できるパーソナル・スタイリスト」の養成とサービスの普及を目的に精力的に取り組んでいる。
著書に『“自分史上最高”の私になる「おしゃれの法則」』(王様文庫)

一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会HP
澤木祐子のおしゃれの法則(個人ブログ)