結婚支援の取り組みの実状!結婚相談所開業に求められるのは?

2021年8月14日

結婚支援センターと呼ばれるサービスの存在を知っているでしょうか。結婚支援センターとは都道府県それぞれに設けられた結婚を支援する公共サービスのことです。結婚支援とは具体的にどういったものなのかをここでは説明します。また、そこから一歩踏み込んで、結婚支援をビジネス化する結婚相談所の起業方法についても紹介していきます。結婚支援センターが行っているサービスの実状を理解して、結婚相談所の独立開業に役立てましょう。

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都道府県で設けられている結婚支援センターとは?

高齢者は年々増えていますが、生まれてくる子供は減少傾向にあります。少子高齢化はだんだんと深刻化している状況と言えるでしょう。この問題の対策として国・自治体は結婚支援センターによる婚活支援事業に取り組んでいます。結婚支援センターは一般的な結婚相談所とは異なり、少子化対策として内閣府が取り仕切っているのが特徴です。47都道府県それぞれに設けられており、さまざまな取り組みを行っています。

内閣府委託調査事業の平成27年度調査によると、結婚支援事業の実施率が最も高いのは結婚支援センターのポータルサイトやメルマガを利用した「情報発信」で、これに関しては約90%の都道府県が実施しています。また「独身者向けの婚活セミナー」についても約75%ですので、高い数字と言えるでしょう。市町村レベルでみると「婚活イベント」が約45%で突出しており、それに次いで「相談業務」や「独身者向け婚活セミナー」が約20%で続きます。地域によっては他では実施していないユニークな取り組みをしている場合もあるので、結婚を考えている人は自分が住んでいる地域でどのような婚活事業が実施されているか調べてみると良いでしょう。

結婚支援センターは具体的にどんなことをするのか

結婚支援センターの実施内容は場所によって異なり、バラエティ豊かです。具体的には下記のような活動を行っています。

婚活イベントに関する情報提供

結婚支援センターは婚活に関するイベント情報を豊富に持っており、適宜紹介を行っています。気軽に参加できる少人数のランチ形式から、大勢の男女が集うクリスマスパーティまで、その種類はさまざまです。自治体によっては婚活の基礎的なマナーを学べる婚活パーティーの模擬体験を行っているところもあります。婚活コンサルタントを呼んで結婚に関するセミナーを開催する場合もあるので、婚活初心者は参考になることが多いのではないでしょうか。

出会いの機会の提供

お見合いパーティーなど男女の出会いを提供するのも結婚支援センターの主な活動のひとつです。個人情報は守られますので、女性も安心して利用することができます。会員登録を行い、自分の希望する条件に近い人を紹介してもらう形式が多いです。1対1で会えるものもあれば、複数対複数のものもあります。街コンやスイーツパーティーなど、盛り上がりやすいイベントもたくさんありますので、自分に合ったものを希望すると良いでしょう。

結婚・出産・家庭への意識の醸成

結婚に対する意識を高めるための相談会などを実施しているセンターも多くあります。婚活に関する様々な質問をすることが可能ですので、何か不安のある人は気軽に相談してみましょう。ホームページで婚活、出産、子育てに役立つコラムを配信している自治体もあります。婚活をする本人だけでなく、子供の結婚を支援したい親御さんに向けてのセミナーが開催されている場合もあります。家族一丸となって結婚に向かいたいなら受講してみることをおすすめします。

マッチングシステムによるパートナー探しの支援

結婚支援センターは基本的に、それぞれ独自のマッチングシステムを備えています。マッチングシステムに登録することでいろいろな人のプロフィールが閲覧できるようになり、お見合いなどをセッティングしてもらえる仕組みです。スマホで簡単に希望する情報を入力できるwebマッチングを採用しているところも多いので、効率の良い婚活が可能になるでしょう。

地域の結婚支援センターと結婚相談所の違いって何?

結婚支援センターと結婚相談所の仕組みや取り組みについては、ほとんど同じに見えるかもしれませんが両者には違いがあります。結婚支援センターは結婚相談所よりも地域に密着している傾向があります。その地域の特徴に合わせた結婚支援を各々が行っているのです。また、結婚支援センターは国・自治体による少子化対策の一環ですので目的が成婚とは限りません。どちらかというと出産する機会を増やすのが主目的と言えるでしょう。

一方、結婚相談所は出会いや成婚に重点を置いています。結婚を前提として条件に合致した相手を紹介するスタンスです。どのような相手を紹介するかについては、担当者による綿密なヒアリングによって決められます。結婚相談所の婚活でメインになるのは「お見合い」です。紹介された人に会いたいとなった場合は担当者がその相手に打診を行います。そこで承諾がなされると、お見合いの場が用意されることになります。結婚相談所によってサービス内容に違いはあるものの、お見合いに力を入れている点はほぼ共通です。

結婚相談所の実績は、インターネットやパンプレットを見ればだいたいわかります。実績があるところほど、紹介相手のとのマッチング率が高く、適切なアドバイスを受けられる可能性が高いと言えます。結婚相談所によってサポートする範囲が異なることには注意しておきましょう。結婚相談所によっては交際が成立した時点で「成婚」とみなし、サービスを終了するところもあります。婚約までサポートを継続したいなら、その分だけ費用は高くなります。結婚支援センターと比べると結婚相談所の費用はかなり高くなることを覚悟しなくてはなりません。結婚相談所は会費を支払って、本気で結婚したい人だけが参加していると考えてください。

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結婚支援として結婚相談所を始めるには?

結婚相談所をビジネスとして開始するには、結婚支援センターとの差別化を図らなくてはなりません。結婚支援センターは、どちらかというと出会いの場を用意したあとは人任せの面が強いですが、結婚相談所はあくまで成果にこだわる必要があります。料金プランを定め、高い料金のサービスを利用するお客さんにはその分手厚いサービスを実施するようにしてください。しかし、入会金やサポートに関する値段が高過ぎるとその時点で、お客さんがしり込みして来なくなる可能性があります。入り口の料金はできるだけ安くしておいて、成婚が決まった際に発生する「成婚料」を多くとるほうがお客さまも納得はしやすいでしょう。

結婚相談所として成功できるかどうかはどれだけ人を集めることができるかにかかっているので、集客には一番力を入れなくてはなりません。開業1年目にもかかわらず、webサイトだけで集客をしようとする人もいるかもしれませんが、それはリスクがあります。広告予算が潤沢にあり、いろいろな広告媒体を利用できるなら話は別ですが、webサイトの集客が軌道に乗るには通常2年以上はかかります。webサイトだけに頼るのではなく、知人・友人に営業をかけたり、チラシを配ったり、異業種交流会で名刺を渡すなどリアルでの活動がとても大切です。webサイトを設置して、ただ待っていてもお客さまは来てくれないと心得てください。

結婚相談所の連盟に加盟することで会員を獲得しやすくする手もありますが、そこに甘え過ぎるのも危険です。自分だけの力で集客できるようにならなければビジネスとして成功するのは困難です。集客に成功している先輩オーナーを参考にして、どのようにお客さまを見つけているのか学び、実践するようにしましょう。

結婚相談所で結婚支援をしよう!

開業で成功することは決して容易ではありませんが、戦略を練って行動すれば成功に近づけます。今回紹介した内容を元に、起業家としての第一歩を踏み出してみてください。起業において絶対に成功する手法はありませんが、成功に近づけられる方法はあります。まずは自分の力で地道に営業を行い、成功者が身近にいるならそのやり方を真似してみるなども良いでしょう。集客の方法はいろいろありますので、自分に合った方法を見つけ出すようにしましょう。考え過ぎるとマイナス思考になりがちなので、とにかく行動を起こしてみることが大事です。

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