【結婚カウンセラーってどんな職業?役割ややりがいを教えて!】

2018年8月2日

結婚カウンセラーは、結婚相談所の会員に対して婚約や結婚の後押しをするために相談に乗り、アドバイスをするのが仕事です。会員の性格や希望条件からお見合い相手を選び、お見合いのセッティングなども行います。しかし、大まかな仕事内容は知っているものの、具体的にどのような仕事をしているのか、どんなやりがいがあり、なにが大変なのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、結婚カウンセラーの仕事内容ややりがいについて説明します。

「結婚カウンセラーはどういう仕事なのか」

結婚カウンセラーは、結婚を望みながら相手に恵まれていない会員に対して、登録者の中から条件や性格の相性が良さそうな相手を見つけ出し、お見合いやイベントを通じて出会いをセッティングする仕事です。結婚相談所の会員の中には異性とコミュニケーションが苦手な人や、デートでどんな服装をしたらよいのかなど不安を抱えている人が多くいます。「草食系男子」に代表されるように、異性に対して積極的になれない現代の恋愛事情に合わせ、積極的に出会いの場を提供することで婚約から成婚までをサポートします。

恋愛に関する話題は非常にデリケートな問題のため、結婚カウンセラーにふさわしい人材として、洞察力があり聞き上手な人、誠実で気配りができる人が求められます。いわゆる「世話焼きおばさん」のようなポジションに当たるため、人当たりの良さや豊富な人生経験が役立ちます。人生経験の豊かさや結婚経験などが信頼につながるため、中高年層が活躍できる職業でもあります。

結婚カウンセラーは大手の結婚相談所に勤めるほか、個人で開業する人もいます。いきなり独立するよりは、ある程度キャリアを積んでから独立する人がほとんどです。独立して結婚相談所を運営していくためには、魅力的な婚活パーティーの開催や企画運営を行うためのイベント企画力や運営スキルが必要になります。また、人と人を結びつけるためには、さまざまな情報から男女の相性を分析する情報分析力が必要です。

「結婚相談所の仕事が注目される理由」

結婚相談所の仕事が注目される理由の1つが働きやすさです。一般企業の事務職や専門職などはスキルや実績がないと再就職が難しいため、子育てや介護で経歴に空白期間のある場合、就職が困難になることが多々あります。その点、結婚相談所の仕事は年齢や学歴、キャリアに関係なく、一生働くことのできる仕事なので安心です。主に40代を中心として20代から80代まで幅広い年代の結婚カウンセラーが活躍しています。

一般企業では年齢が上がるにつれて就職が難しくなる傾向にありますが、結婚相談所ではむしろ年齢を重ねた人の方が豊富な人生経験から会員の信頼を得やすいというメリットもあります。さらに、働き方もある程度自分で自由にえらぶことができ、都合に合わせて面談やお見合いをセッティングするようにすることで、長期休みやライフスタイルに合った休みをとることが可能です。仕事とプライベートを両立したいと願う人にぴったりの職業です。

次に結婚相談所の仕事は、社会貢献ができ、やりがいのある仕事だということです。日本が国をあげて取り組んでいる課題として少子化問題があります。2015(平成27)年に国立社会保障・人口問題研究所が発表した第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)によると、いずれは結婚しようと考えている未婚者の割合が、男性では85.7%(前回86.3%)、女性では89.3%(前回89.4%)で依然として高い水準です。しかし、実際には異性の交際相手を持たない未婚者の割合は引き続き増加傾向にあり、男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(前回49.1%)となっています。

夫婦調査においても夫婦が最終的に出生する子どもの平均値は前回の調査に続いて2人を下回っており、半数を超える夫婦が2人の子どもを産んでいる一方で、(54.0%)一人っ子の家庭が増加していることもわかりました。(18.6%)未婚者の平均希望子ども数と夫婦の平均理想子ども数、平均予定子ども数はいずれも低下しており、今後ますます少子化が進むことが懸念されます。子どもを多く持てない理由としては、第1位は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」(56.3%)というものですが、続く第2位が「高年齢で産むのがいやだから」(39.8%)というものでした。結婚年齢の高齢化や未婚者の増加が国の少子化に深刻な影響を与えていると考えられています。

調査の結果、30代前半では、男性の2人に1人、女性では3人に1人が未婚ということがわかりましたが、問題となるのは結婚できない理由についてです。「適当な相手にめぐりあえない」「異性とうまく付き合えない」「適当な相手にめぐりあわない」といった悩みを抱えて、自分たちではどうしようもない現状を訴えている人達が多いのです。そこで活躍するのが、結婚相談所です。結婚願望のある人達にふさわしい相手を提供することは、少子化の解決にもつながり、大きな社会貢献につながります。今まさに必要とされる職業なのです。

結婚カウンセラーの仕事が注目される3つ目の理由が、開業の際ローコスト、低リスクで始められるということです。結婚相談所は基本的にオーナー経営となるため、開業に必要なのは、所属する連盟への加盟金とパソコン、電話、ファックスといった最低限のものだけです。自宅で始める人も多いので、事務所の開設費用などもかかりません。フランチャイズや代理店経営でありがちな契約更新料やロイヤリティも必要ないので、低リスクといえます。また、仕入れ費用や在庫の保管場所などの在庫リスクを抱えることがないので、主婦でも安心して始めることができます。

「結婚カウンセラーの仕事で感じられるやりがいって?」

結婚カウンセラーの仕事でやりがいを感じられるのは、会員の人生の内でも、最も大切な瞬間に立ち会えるということです。成婚までには、さまざまな問題点が浮かび上がってくることがあります。結婚カウンセラーの仕事は多岐にわたります。会員の人柄や趣味がわかる魅力的なプロフィールづくりのアドバイスをはじめ、お見合いのときに好感をもたれる服装のアドバイスから清潔感のある髪型など、デートや交際のアドバイスも大切な役目です。ときには一緒に悩みながらアドバイスしたり、他の会員の成功パターンを参考にしたりしてアドバイスを行うこともあります。こうして成婚に向けて会員と深くかかわることによって、お見合いや交際に発展し、成婚が決まったときの喜びは人一倍大きなものとなります。

また、会員の悩みに答え、適切なアドバイスを送ることで会員の不安解消やモチベーションアップに繋がり、とても感謝されることもやりがいを感じる理由の1つです。会員の悩みに真摯に向き合うことで、さらなる信頼関係を築けます。

「結婚カウンセラーの仕事で大変なことは?」

結婚に悩む人の中にはさまざまな個性の人がいるため、中には対応に苦労する会員もいます。気楽にアドバイスのできる良好な関係の会員がいる一方で、気難しく、なかなか心を開いてくれない会員もいます。しかし、どんなときでも結婚コンサルタントはプロとして、すべての会員に対して平等に真摯に対応しなければいけません。自分の好き嫌いによって扱いを決めてはいけないというのが苦労する問題の1つです。会員の個性に合わせて上手にコミュニケーションをとれる、コミュニケーション能力の高さが求められます。

また、一人前の結婚カウンセラーになるためには、覚えることもたくさんあります。未経験者でもできる仕事ですが、その分書く結婚相談所では研修期間がしっかり設けられています。さらに個人で開業する場合は、結婚カウンセラーとしての業務のほかにも、集客方法やマネジメント方法を学ばなければいけません。また、会員の顔や性格、希望する結婚相手の条件なども把握しておく必要があるため、人一倍覚えることの多い仕事といえます。

結婚カウンセラーは成功体験によって自信をつけられる職業ですが、他人の成功体験が他の会員にも通用するかといえばそうでもありません。全てがケースバイケースなため、その会員にあったアドバイスができなければ成果をあげることはできません。人によって臨機応変に対応しなければいけないことも結婚コンサルタントをする上で難しいと感じることの1つです。

「結婚カウンセラーに向いている人物像」

結婚カウンセラーに向いている人は、他人を好き嫌いで判断せず、誰に対しても平等な対応ができる人です。人の悪いところばかりに目がいく人では、相手の自尊心を傷つけてしまうため相手はますます消極的になってしまいます。自分の感情で判断するのではなく、真に相手の立場になってその人の良い面をいかし、直した方がいい面に対して的確なアドバイスができる人が向いています。

また、相談役として会員と向き合う以上、聞き上手話し上手であることは重要なポイントです。相手の気持ちを理解して親身になれる優しい人柄であることが求められます。婚活の悩みに対してなんでも相談できる関係性を築くためには、相手の話をよく聞いた上で、的確なアドバイスを伝えられるスキルが必要です。

結婚カウンセラーの仕事は大変なこともありますが、仕事を通じて出会った人からとても感謝される仕事でもあります。人の役に立つことが好きな人や人から感謝されるような仕事を見つけたいという人にぴったりの職業です。その他、会員の個性に合わせて相性の良いお見合い相手を選ぶための分析力や、魅力的なお見合いイベントやパーティーを行うための企画力も大切です。

「結婚カウンセラーの収入の目安は?」

結婚カウンセラーの月収は、大手結婚相談所のスタッフとして働く場合、およそ20万円程度です。固定給にプラスして、入会者の獲得や成婚に導いた場合のインセンティブがプラスされます。頑張ったら頑張った分だけ収入を増やすことができるので、やりがいのある仕事です。さらに、自分で開業した場合は利益がそのまま収入へとつながるので、さらなる高収入が期待できます。集客やマネジメント方法、結婚コンサルタントとしての技量が問われます。初期費用は必要ですが、連盟に加入すれば、会員データベースの使用が可能となり、より効率よく収入につなげることができます。うまくいけば年収1000万円も夢ではありません。

「結婚カウンセラーになる方法」

結婚カウンセラーになるために、特別な学歴や資格は必要ありません。ただし、応募する企業の採用条件として大卒などの要件が定められている場合は、それを満たす必要があります。専門学校や短大、大学で心理学やコミュニケーション学、美容などを学んだ人はスキルを生かすことができます。まずは結婚相談所の採用試験を受け、ある程度経験を積んでから独立を目指すというのが成功の近道です。

「社会貢献ができる結婚カウンセラーになろう」

結婚カウンセラーは、人と人とのご縁を繋ぐとても魅力的な仕事です。対人関係やトラブルで落ち込むこともあるかもしれませんが、人の役に立ちたい、幸せになるお手伝いをしたいと熱い情熱を持てる人なら天職かもしれません。結婚カウンセラーになりたいという人は前向きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。まずは結婚カウンセラーになるための勉強から始めましょう。


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