【結婚相談所で独立!開業の流れと重要ポイントまとめ】

2018年8月9日

収入を増やしたい、土日に何か仕事をしたい、将来独立を考えているといった人が考えるビジネスの中で開業のハードルが低いと注目を集めているのが結婚相談所です。確かに低投資・低リスクではありますが、安易な考えで開業すると数年もしないうちに廃業の憂き目を見ることになりかねません。失敗を避けるためには、何をおいても事前のリサーチが欠かせないのです。

失敗する人の共通点を把握し、成功するために必要なポイントを知ることで、開業当初からスムーズに会員獲得につなげることができます。会員の幸せを後押しする結婚相談所は、人に喜ばれ必要とされる素晴らしい仕事です。自信を持ってお金をいただける仕事を目指しましょう。

まず考えるべきなのは開業の目的!

少子高齢化の波を受け結婚適齢期の男女の数は減少していますが、結婚ビジネス自体は盛り上がりを見せています。恋愛に消極的な人が増えていることに加え、昔のようにお見合いを世話するご近所の存在がなくなっていることがその原因です。代わりに登場した「婚活」という流行語もすっかり定着した感があり、結婚相談サービス利用への心理的なハードルも下がっています。

需要も年々増える一方、他のビジネスのように仕入れを必要としない情報ビジネスのため起業リスクも少ないというメリットが結婚相談サービスにはあります。また、年齢や経験に左右されず、副業としても開業できるとあって、独立したい人々から注目を集めています。社会経験や人生経験がそのまま活かせることから、定年後のライフワークとして選択されるケースもあります。

ただし、ビジネスとして開業するならばなぜ結婚相談所でなくてはならないかという点をはっきりさせておきましょう。儲かりそうだから、何となく楽そうだから、人に感謝されたいからなどいったぼんやりとした気持ちだけでは早晩行き詰ります。どうして他の商売ではなく自分が結婚相談所を選ぶのか、自分が結婚相談所を行う場合の強みなどを、開業する前に明確にしておくことが肝要です。

いざ開業となれば、日々の業務に追われ目的を見失ってしまいかねません。ぶれずに業務を改善していくためにも、ビジョンをはっきりとさせておくことは今後の経営にもプラスになるはずです。

結婚相談所を開業するまでの流れは?

一般的にどんなビジネスでも開業するには長期間にわたる準備期間が必要となります。しかし、結婚相談所に限って言えば最短で1カ月程度でも可能です。なぜなら、仕入れも要らず事務所も自宅やカフェで代用できるからです。経営のいろはからバックアップしてくれる母体に加盟することで、陥りがちな問題もクリアでき開業までの道のりが短縮されることでしょう。

開業までには「事業計画」「事業所の準備」「研修」「開業」という流れがあります。まず事業計画とは何でしょう。簡単に説明すると、これから行おうとする事業の内容や取扱商品、収支予算を明記したビジネスプランのことです。事業計画では、どういった事業形態をとるのか、経営規模はどの程度に設定するのか、集客方法や料金形態も組み込んでいきます。

結婚情相談所の場合で具体的に当てはめていくと、商品は結婚相談で会員の成婚までのサポートです。事業目的は、結婚したい独身者への成婚までのサポートで、ターゲット層は仕事に忙殺されて出会いがない男女などに該当します。市場規模や開業する場所の競合状態も把握しておきましょう。その上で、他社にはない自社の強みと弱みを洗い出していきます。

そして、集客方法をどうするかも考えましょう。最初は広告予算も割けないので、ブログやSNSの活用などコストをかけずにやっていくことも現実的です。事業計画は初めから完璧なものを作成しようとするとなかなか前に進めません。叩き台としてブラッシュアップしていきましょう。事業所は必ずしも必要ではありません。自宅を事務所とし、面談はカフェですれば問題ありません。インターネット環境と電話があれば成り立ちます。

仲人協会加盟後は、仲人の研修が行われます。業界のルールやガイドラインのほか、会員の入会から結婚に導くまでのサポート方法について一通り習得します。ここまで準備が整えば、あとは開業の運びとなります。

NGな結婚相談所の開業って何?

開業してすぐに行き詰ってしまう方には、いくつかの共通点があります。他の方の失敗を教訓とするためには、以下のことには当てはまらないようにしてください。

まず、資金面です。開業時に必要となる資金を単独で用意することが難しい時に、ビジネスパートナーと資金を出し合って共同経営するケースがあります。運営当初こそ協力して仕事を進めていくのですが、大抵の場合で方向性の違いから事業を分割することとなります。分割することになると相談室の権利が1つしかないのでもめる原因となります。

集客のために広告を出し過ぎるのも考えものです。成婚実績がないうちに出稿しても資本力のある大手相談所と比べられることになり、費用に対しての効果は思うほど集められません。

自分の周りに独身の男女が多いという人も安易な考えに走りがちです。ふだんから恋愛相談をされ、誰か紹介して欲しいと相談されることがあってもそれはプライベートでのことです。いくら結婚したい人がいても、紹介料を払ってでも入会してくれるかどうかは別です。

紹介するだけでお金が入り儲かりそうだというのも安直な考えです。ビジネスとしてやっていくには必要経費もありますし、競合する同業他社の存在もあります。冷静に市場を見定めなくては危険です。

結婚相談所の開業で失敗してしまう原因

結婚相談所は開業しやすい反面、独立後に倒産する例も少なくありません。安易な考えの元、勢いだけで事業を始めても、同業他社がひしめく中で経営を軌道に乗せていくことは簡単ではありません。

逆に考えれば、世の失敗例を参考にすることでやってはいけない開業とはどんなものなのかが理解できます。反面教師とするために、失敗例を具体的に見ていきましょう。

まずは、相手が生身の人間だということを忘れてしまうことです。他の分野で成功したビジネスモデルをそのまま当てはめても成功するとは限りません。お客様となるのは気まぐれで行動が予測できない人間です。

そして、会員が獲得できない場合です。成婚に導く前の段階でも入会金などが発生するため、まずは会員を増やせなければ経営は成り立ちません。人間相手のビジネスですから、コミュニケーション能力は何をおいても必要です。初対面で結婚に対する条件や人柄を引き出すためには、話しやすく心を開かせる雰囲気づくりが欠かせません。

開業する前に把握しておくべき料金設定

開業前に、どの程度の料金設定にするかを考えなくてはなりません。設定は開業する地域の相場や、ターゲットとする層により変わってきます。参考として一般的なものをご紹介します。

会員から入会時にもらうのが「入会金」です。無料の相談所から2~5万円までとその幅は広くなっています。入会時にはシステムの相談だけではなく、カウンセリングなども必要となるため相応の費用はいただくべきです。会員のプロフィールを登録する際の「登録料」もあります。これは、全国の結婚相談所が加盟する団体に所属し情報を共有するためのものです。

「月会費」は、相手を選ぶお手伝いや、お見合い・交際・成婚へのアドバイスをはじめとした業務に対する費用です。相場としては5000円から2万円程度となっています。

お見合いを設定するごとに発生するのが「お見合い料」です。相場としては1回に月5000円から1万円ですが、付き添いもする場合には加算されます。めでたく成婚となれば「成婚料」がいただけます。実際に入籍した時点ではなく、会員同士が結婚の意志を決めた時が成婚となります。

開業を成功させるためのポイントは?

ここまで見ると、成功させるためのポイントも浮かび上がってきます。

まずは、お金のことです。実績がない立ち上げ当初は周囲の友人知人が会員となることもあります。知り合いからとなるとお金はもらいにくいかもしれません。しかし、ここを乗り越えなければ、ビジネスではなく、あくまでもボランティアです。

集客も最初のうちは広告費をかけ過ぎないようにしましょう。自分の力でできることから始めていくことをおすすめします。集客方法上手くいかなければ、成功している先達から学ぶのが早道です。流行りの技術や手法に目が向きがちですが、物事の本質は簡単には変わりません。自分のやり方を決めたら、目移りせずに邁進してください。

失敗のリスクを最小限に抑えて開業しよう

開業するにはリスクはつきものです。多くのビジネスの中でも結婚相談所は、視覚や経験が不問とあって、多くの人が飛びつきやすくなっています。また、開業資金の少なさや仕入れ・事務所が不要とあって、よく考えずに参入してしまう人がいることも事実です。生半可な気持ちで開業するから、道半ばで挫折してしまうのです。

開業資金のすべてを自己資金でまかなえたとしても、立ち上げてからも毎月諸経費が掛かります。会員がいないうちでも通信費や備品・消耗品・交通費・交際費は発生します。事務所を借り広告を打てばさらに経費は積みあがります。収入が発生しなくても出ていく費用があることを常に頭に入れておきましょう。

開業のリスクを抑えるためには、家賃や広告費・備品類などは極力あるもので済ませることです。本来は、仕入れもなく、在庫ももたない結婚相談所は比較的リスクが少なく始められるビジネスです。初めて起業する際には、入念に市場調査を行い、事業計画をしっかりと固めましょう。

結婚のお世話をしようという人は、元々世話好きで周りの人から頼られることが多いでしょう。他人とかかわることや誰かの役に立つことを、喜びと感じる人もこの仕事に向いています。ですが、仕事として割り切ることも必要です。ボランティアや趣味としてではなく、ビジネスとして取り組む覚悟も必要です。理念と経営的な戦略を持って臨めば、長期的に利益が出るビジネスモデルです。リサーチを怠らず開業準備も入念にすることです。

開業となっても、ここからがスタートです。最初のうちは実績も知名度もないために、運営には苦労するかもしれません。それでも、地道に取り組むことで結果がついてくるはずです。1組でも多くの人の幸せのために尽力していきましょう。

 


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