婚活サポーターの特徴とは?養成講座もあるって本当?

2018年8月2日

婚活サポーターとは、地域に住む独身の男女の婚活を支援するボランティアスタッフのことです。一昔前に近所や職場いたお見合いの話を持ちかけてくる「世話焼きさん」をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。ボランティアスタッフといえども、自治体主催の婚活イベントの運営補助、未婚の男女の結婚や婚活に関する悩みの相談など、婚活サポーターの活動内容は多岐に渡っています。婚活サポーターの詳しい活動内容、応募条件を一緒に確認していきましょう。

婚活サポーターって一体何?

婚活サポーターとは、都道府県や市町村など地域ごとに結婚したい独身者の婚活をボランティアで支援する人たちのことです。結婚相談所のアドバイザーのようにお見合いの日程調整、婚活アドバイスと婚活全般をサポートします。県や市の福祉課、地域政策課が募集しているスタッフなので、活動単位は地方自治体ごとになります。結婚相談所のように全国規模で婚活を支援するものではありません。現在、多くの地方自治体が少子高齢化や晩婚化に伴う人口減少、産業の衰退といった大きな社会問題を抱えています。

これらの社会問題を解消するために、地域主導で独身者の婚活を支援して、成婚するカップルの増加、成婚したカップルをその地域に定住させて人口を増やす取り組みを積極的に行っています。地方自治体が婚活サポーターを積極的に募集するようになったのはこういった社会的背景によるものです。無償のスタッフといえども、婚活サポーターは地域に社会貢献できるやりがいのある仕事といってよいでしょう。

婚活サポーターの活動内容とは?

婚活サポーターは、多くの地方自治体で次の活動を行います。

・お見合いのお世話

地方自治体が運営する結婚マッチングシステムに登録している会員のお見合いのセッティング、お見合い当日の立会い、交際に至った場合のアフターフォローを行います。

・出会いに関するイベント情報の提供

地方自治体ではお見合いのセッティングだけでなく、独身の男女に出会いの場を提供するカップリングパーティーやイベンドを定期的に開催しています。出会いのチャンスが少ない独身者に対して、婚活イベントの情報提供することも婚活サポーターの大事な役割です。

・結婚相談やアドバイス

婚活のやり方や結婚生活の疑問など婚活や結婚に関するさまざまな相談に乗ったり、アドバイスをしたりします。

・結婚のすばらしさに関する意識啓発

自分や周囲の結婚生活を例に挙げて、独身者に結婚生活のすばらしさを伝えます。そうすることで、独身者が結婚に対して前向きな気持ちになれるよう啓蒙します。

・地域の結婚支援事業への協力

県や市など地方自治体が主催するカップリングパーティー、婚活イベントの運営などの協力も行います。

婚活サポーターになるための条件

ボランティアだからといって婚活サポーターは誰でもなれるわけではありません。多くの地方自治体で婚活サポーターになるには下記のような条件を設けています。

・地域在住の20歳以上の人

自分が応募したい市区町村に在住もしくは勤務している20歳以上の人であるケースがほとんどです。自治体により既婚者限定としているところもあります。

・政治活動や販売活動、宗教活動をしない

婚活サポーターは、結婚したい独身の男女の婚活全般を支援するための存在です。婚活の場を利用して、特定の政党や宗教への勧誘活動を行う人は応募できません。また、自分で結婚相談所、仲介業など営利目的の婚活ビジネスを行っている人も対象外となります。

・ボランティアとしてできる

地方自治体により成婚した場合のみ報奨金が発生する場合もありますが、基本的にはボランティアなので報酬は発生しません。無償で他人のお世話をすることが苦にならない人でないと活動を続けるのがむずかしいと考えてよいでしょう。

・暴力団員等に該当しない

暴力団のような反社会的勢力に所属している人も応募できません。

その他には、地方自治体の住民税、国民健康保険が未納な場合は応募できない市町村もあります。

婚活サポーターの養成講座の概要

婚活サポーターに応募してもすぐに活動できるわけではありません。多くの地方自治体で活動前に無料の養成講座を受講します。地方自治体による養成講座を受講して、婚活サポーター認定を受けることが応募条件となっているケースも少なくありません。婚活サポーター養成講座の回数は、ほとんどの地方自治体で1回限りです。多くても4回程度です。1回の講座の所要時間は2~3時間程度と考えておけばよいでしょう。養成講座では婚活サポーターの活動内容や、独身者の個人情報を取り扱うためコンプライアンスに関することを中心に婚活の専門家や弁護士などからレクチャーを受けます。

婚活サポーターに認定されても1回限りの養成講座の受講で、自分が婚活サポーターとして独身者をサポートできるのかと不安に思う人もいることでしょう。安心してください。多くの地方自治体で養成講座が終わったあとも、婚活サポーター同士の交流会や結婚支援に役立つ研修を設けています。そのため、活動を開始してから困ったことやどうやって支援すればよいか迷ったときは、ベテランサポーターに相談したり、研修で学んだりできます。

婚活サポーターの知識を活かそう!

婚活サポーターは応募条件を満たしていれば、はじめるのに特別な費用や経験を必要としません。そのため、誰でもはじめやすい婚活支援と考えてよいでしょう。ボランティアなので報酬は発生しませんが、結婚相談所など婚活ビジネスの起業を検討している人にとって、起業前に実務経験を積むよい機会です。婚活サポーター向けに婚活支援のスキルアップ講座を設けている地方自治体も多いので、スキルアップに励むこともできます。

婚活ビジネスは、他の業種と比べて低コスト・スモールスタートで起業できて、未経験者でも参入しやすいメリットがあります。しかし、いきなり異業種から参入するのはハードルが高いと思う人が多いのではないでしょうか。婚活サポーターだったら、ビジネスではなくボランティアなので気軽に始めることができます。将来、婚活ビジネスを自分で始めたいけど、まずはノウハウを積んでみたい人は婚活サポーターを試してみることをおすすめします。

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