お見合い成功のために!結婚カウンセラーが伝えるべき大切なマナー

2020年6月19日

これから結婚相談所、結婚カウンセラーの独立開業を目指している人は、お見合いの基本的なマナーについてきちんと把握しておきましょう。お見合いの席は初対面の人同士が顔を会わせる場所ですから、マナーをふまえた装いや振る舞いをしないとその人の第一印象によくない影響を与えることになり、せっかくの出会いの場を活かすことができなくなってしまいます。ぜひ知っておくべき基本的なルールや、立場別・状況別のお見合いマナーについて解説します。

これを読んでお見合いを成功させよう!

お見合いのマナーと基本的なルール

まず、お見合いをするに当たって知っておきたい基本的なルールがあります。これはカウンセラーとして、会員にまず周知しておくべき事項です。
ほとんど方は、今までお見合いをしたことがありません。だからこそ正しいお見合いをしっかり事前に伝えておく義務がカウンセラーにはあります。

男性が心がけるべきお見合いのマナー、会話の内容は?

カウンセラーがお見合いに臨む男性にアドバイスすべきマナーには次のようなものがあります。

・第一印象で感じのいい人だと思わせる

人と人とのお付き合いの中で、第一印象はとても重要な役割を果たしています。心理学的用語では「初頭効果」と呼ばれており、第一印象によってその人のイメージが決まり、その後の好き嫌いにつながりやすくなります。お見合いの第一印象が悪いとその後の進展が難しくなってしまいますので注意が必要です。特に、清潔感がない男性は女性によい第一印象を与えられません。きれいなシャツ、シワのない服、よく磨いた靴など女性から見て清潔感のある装いを心がけます。

・お店に向かうまで他愛のない話をする

待ち合わせ場所からお店に向かうまでの間は天気のことなど軽い世間話をして、相手の女性をリラックスさせるようにします。あらかじめプロフィールを見ているのでいろいろ聞きたい気持ちも起こりますが、お見合いでは相手の女性も緊張していますから、会ってすぐ質問攻めにするのはいけません。店までの道のりで二人の心理的な距離を近づけておけば、お店でも会話が弾む確率が高くなります。

・お店に着いたら女性を奥の席に座らせる

お店では奥の席が上座になりますから、女性には奥の席に座ってもらいます。レディファーストで女性を大切にしているという心配りをさりげなく示すことが大切です。

・多少のお世辞を言っておく

女性は一生懸命身だしなみやメイクを整えてお見合いの席に臨んでいますから、男性のほうから「素敵なワンピースですね」などと褒めることが大切です。面と向かって女性を褒めるのが恥ずかしいという男性には、「お会い頂けて嬉しいです」と挨拶するだけでもOKだとアドバイスしましょう。

女性なら意識すべきお見合いのマナー

カウンセラーがお見合いに臨む女性にアドバイスすべきマナーには次のようなものがあります。

・礼儀・礼節を意識する

美しい女性は美しい所作から生まれます。お見合いの席にふさわしい服装を身につけているかどうか、初めて会ったときの挨拶や話をしているときの姿勢、席に通されたときの仕草や靴の揃え方、テーブルマナーなど、ちょっとした立ち居振る舞いに女性の品格が表れます。TPOをわきまえた身だしなみや振る舞いができるかどうかを相手の男性は見ていますので、気を抜かないことが大切です。

・内面・態度で品がある自分をアピール

男性は品のよい女性を生涯の伴侶として選びたいと思うものです。初対面同士のお見合いの席で、女性が自己主張しすぎるのはあまり好ましくありません。あくまで男性を立てる姿勢で控えめに男性の話を聞き、和やかで気持ちよい雰囲気を作ることでお見合いの成功率が高まります。

・お礼を伝える

お礼がきちんと言える女性は男性に好印象を与えます。特に男性はお見合いの席では自分がリードしてあげなければいけないと一生懸命頑張るものです。ですから、相手の男性から何かしてもらったら、その都度きちんとお礼の言葉を伝えることが重要です。

・自然な笑顔を見せる

お見合いの席で、笑顔でいることはとても大切ですが作り笑顔はいけません。作り笑顔は相手の人にすぐ見抜かれますし、逆に相手を馬鹿にしているような印象さえ与えてしまいます。笑顔はとても大事ですが、無理に笑わなくてもいいのです。会話の中で自然とこぼれる笑顔が、その人を一番美しく見せます。

お見合いでの会話のマナー

お見合いでは緊張するのも当然だと思います。しかし緊張しすぎると話したいことや聞きたいことが聞けず終わってしまいます。

必要以上に気負わず、しかし礼節を忘れないこと、会った時はまず「挨拶」をするように伝えましょう。男性、女性どちらからお申込をしたかわ問わず、「今日は有難うございます。」、または「今日は宜しくお願い致します。」と一声かけておくと好印象です。仲人やカウンセラーが同席する場合はあらかじめ話題を用意しましょう。

カウンセラーと会員はお見合いを成功させる為にも、どんな些細なことでも相談できる信頼関係を築きましょう。前もって話したい内容を決めておけば当日にアタフタすることもありません。ここで注意したいのはいくら会話の内容を事前に用意したからといって会話が一方的になることは避けましょう。お相手も恐らく緊張されています。同様に会話の内容も考えて来ているかもしれません。一方的に話すのではなく、「お相手の話を聞く」ということも大事です。もし会話が弾まなかったとしても礼儀や思いやりを持って接すれば好印象な場合が多いです。「1回目のお見合いは上手く話せなかったがもう一度お会いしてみたい」というお話はよくあります。

やってはいけないNGなお見合いマナー 

カウンセラーは、事前にNGマナーを伝えてお見合いの成功率を高めなければなりません。次に挙げるような行動は、自分のことばかり考えていて相手のことを大切にしていないと思われてしまう可能性があるものです。せっかくの出会いの場を台無しにしてしまう行動ですから、お見合い当日には取らないようアドバイスします。

・待ち合わせの時間に遅刻してくる

・自分から声をかけない

・相手の名前を間違える

・汗だく

・猫背

・強い香水をつける

・派手または地味過ぎる服装

・お店で自分の分だけ注文する

・お店の人に横柄な態度をとる

また、話し方には人となりがよく表れますから、お見合いでは気をつけておきたいところです。次のような話や話し方は、自己中心的で下品なイメージを相手の人に与えますので避けるべきです。

・マシンガントークをする

・下ネタを言う

・タメ口で話す

初対面の人にあまりプライベートな話をするのもいけません。お見合いなので相手に興味を持つのは自然なことですが、あれこれ聞き過ぎると初めて会ったのに不躾な人だと思われてしまいます。次のような話題は個人的なことで、相手の人が不快に思う可能性が高いので、質問したり話したりしないほうが無難です。

・相手や自分の昔の恋愛話をする

・個人情報を掘り下げようとする

お見合いの席では、あくまで相手が気持ちよく過ごせるように心配りをすることが大切です。相手のことをもっと知りたいと思うなら、相手が話しやすい興味や関心事を尋ねるように、カウンセラーはアドバイスしてください。

お見合い後に連絡先を交換した際のマナーって?

話が弾み、交際成立となり、連絡先の交換までたどり着けたら、その後は次のようなことに気をつけてよい関係を築くようカウンセラーは会員にアドバイスします。

・できるだけ早く連絡をとる

連絡先を交換したら、できるだけ早く男性から連絡します。女性は自分から連絡を取るのをためらう人もいますので、男性から最初の連絡を取ってあげるのが親切です。「先日はどうもありがとうございました。とても楽しかったです」と、ひと言お礼の言葉を添えると丁寧です。

・初デートの約束をする

最初の連絡では、ただ話をして終わるのではなく次に会うスケジュールを組むことが大事です。相手の女性の希望を聞いて、なるべく早い日程で初デートの約束を取りつけます。

・デート費用は高額にならないようにする

お付き合いを始めて間もない頃は、できるだけたくさん会うことで二人の関係性が深まります。そのためには、気軽に出かけられるようなコストを抑えたデートを提案します。お茶をしたり、映画を観たり、ちょっと会うという程度のデートにし、当日の費用は男性がなるべく負担します。

・交際3カ月で成婚の意思表示か延長を伝える

結婚相談所では、相手に結婚の意思を伝えるのは交際期間3カ月が一つの目安になります。交際3カ月が経過したら、カウンセラーは今後の双方の意向を聞きます。もう少しお付き合いをしてから考えたいという場合も、交際3カ月を目安にして相手にその意向を伝えるのがマナーです。

・交際を断りたいときは直接伝えずに相談をする

お見合いをしたけれどお断りしたい、お付き合いをスタートしたけれど交際を終了したいというときに、相手の人に直接お断りするのはマナー違反になります。お断りしたいときは、必ず結婚相談所のカウンセラーに相談するようアドバイスしてください。カウンセラーを介して相手とやりとりすることで、お断りしたいのに相手から誘われるといったトラブルもうまく回避することができます。お断りしたいという相談を受けた場合には、どうして交際を希望しないのか聞いておくと、次の人の紹介がスムーズにできます。

お見合い当日に男性が着るべき服装のマナー

お見合いの当日は、服装にも気をつけなければなりません。カウンセラーが男性にアドバイスすべき事項としては次のようなことが挙げられます。

基本の服装は、スーツあるいはジャケットにシャツでOKです。カジュアルな装いでも構いませんが、Tシャツにジーンズのようなくだけすぎた服装はNGです。男性の服装で最重要なのは、ファッションセンスがあるかどうかという問題以前に、まず清潔感があるかどうかです。清潔感がない男性は自己管理ができておらず、信用できない人という第一印象を与えかねません。特に女性は、男性の身だしなみをさりげなくチェックしていますので、注意が必要です。

清潔感のある装いをするには、次のような点に気をつけます。

・髭はきちんと剃る

・爪は短く切る

・髪の毛(寝ぐせ)の手入れをきちんとする

・クリーニングに出したきれいな服を着る

・シワや汚れはきれいに取っておく

・ボロボロですり切れた靴は履かない

・靴はきちんと磨いておく

ポイントは、ビジネスシーンを意識して身だしなみを整えることです。お見合いはプライベートな席ではありますが、相手の人を尊重し失礼がないように振る舞うという意味ではビジネスシーンと何ら変わりはありません。きちんとした身なりで魅力的な自分をアピールするよう、カウンセラーはアドバイスしましょう。

お見合いで好印象を与える女性の服装マナー 

カウンセラーは、女性の服装に関しては次のようなアドバイスをします。

まず、女性らしい印象を与える服装を選び、パンツは避けてワンピースあるいはスカートを着用します。普段仕事でパンツスタイルが多い女性もいるかもしれませんが、お見合いの席ではワンピースやスカートなどで女性らしさをアピールするほうが好印象を与えやすくなります。

色は、あまり派手ものはよくありませんが、黒や紺色のような暗色も地味すぎてお見合いの席にはふさわしくありません。ピンク・白・ベージュ系の明るく優しい色合いの服で清楚なイメージを与えると、相手の男性に好印象を持ってもらうことができます。

デザインもあまり凝ったものや華美な柄は避け、できるだけシンプルでシックな服を選びます。かちっとしたデザインよりも、ふんわり丸みを帯びた服のほうが女性らしさをアピールできます。無地でも繊細なレースがついているものや、柄でもかわいらしい小花柄などであれば、華やかさと控えめさをバランスよく取った着こなしができます。

女性は女性らしく控えめで品のある装いをすることで、素敵な自分をアピールすることができることをカウンセラーはアドバイスしましょう。

お見合いの席ではマナーを守った服装や言動を心がけて! 

お見合いの席は、素敵な出会いを求めて初対面の男女が出会う場所です。まだお互いをよく知らない者同士が会う場ですから、マナーやルールをきちんと守って気持ちよく過ごせる場にしなければなりません。マナーやルールを意識した言動や服装ができるかどうかで、その人の印象は大きく変わります。カウンセラーは出会いの段階ごとに適切なアドバイスをして、よい出会いを成功させてください。

カウンセラーのアドバイスがお見合い成功のカギだよ♪


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